スポーツ店に行くと並んでいるテニスラケットに目がいきますが、その中から自分に合うラケットを選ぶのはなかなか難しいですね。今後のテニス生活にラケット選びが影響を与えます。
まずは値段が優先で、安いラケットを購入することもありますが、最初のラケット選びはとても重要で、その後の上達のスピードは大きく変わるのです。失敗しないために選び方を把握しておきましょう。

フェイス面積
ボールの打ちやすさ、飛ばしやすさの違いがあります。フェイスが大きいほど、スイートスポット(芯)が広くて打ちやすく、反対にフェイスが小さいほど、スイートスポットは狭いのですが、その代わりに打球感が優れてコントール性能が増します。
技術的に伸び悩んでいる場合には、少し面を小さくしてみましょう。
大きい(OVERSIZE):105㎠以上、標準(MIDPLUS):95㎠から105㎠、小さい(MID):85㎠から95㎠
最近注目されている大きさは、100㎠です。このタイプのラケットはOVERとMIDの利点を備えているため、各メーカーでの発売が増えてきました。
フレームウエイト(重さ)
ラケットを操作の方法の違いがあります。重いラケットは小回りが利かない分パワーショットが打ちやすく、軽いラケットは小回りが利き、操作性が高いけれど力強い打球を打つことには適していないでしょう。
自分のプレースタイルなどに合わせて購入することをおすすめします。平均値は、250gから300gぐらいです。負担にならない程度にラケットの重みも少し感じながらスイングできるくらいの感覚がいいでしょう。
フレームの厚さ
打球に違いがあります。フレームが厚い(25mmから30mm)と打球感が柔らかくなり、ボールがよく飛ぶようになるので、パワープレーに向いています。
フレームが薄い(17mmから25mm)と打球感が固くなり、飛ばない代わりにコントロールしやすく、スピン重視などのプレーに適しています。この感覚は個人差があるので、試し打ちなどして自分の感覚と合うものを選びましょう。

グリップサイズ
グリップの太さは自分の手に合った握りやすいものを選びましょう。一般的には、ボレー中心選手は「太め」で、ストロークが中心の選手は、「細め」がいいと言われています。
基本的な目安としては、握って指1本分の隙間がある状態です。オーバーグリップテープを巻いて調整するのもいいでしょう。細めか太めか迷った場合はあとからオーバーグリップテープを巻いて調整できる細目を選ぶと良いでしょう。
ストリングパターン
ストリングパターンとは、ガットの縦横の本数など、ガットがどのように張られているかによって変わってきます。ガットが密であればあるほどボールとの接地面が増えるため、スピンを掛けやすくなるというメリットがあるのです。