トライやキックなどで得点が加算されていきますが、ラグビーの得点方法にはいくつかの種類があります。

トライ
現在はトライを決めると5点がもらえます。昔は3点でしたが、ルール改正しました。敵の陣地である「インゴール」と呼ばれるスペースに、ボールを持ちながら入ってボールを地面につけるか、またはインゴールに入ったボールを地面に上からギュッと地面に一回抑え込みます。
ボールをインゴールに持ちながら入っただけではトライにならず、ボールを必ず地面につけなければなりません。トライが成功すると、さらにトライした場所の直線状の位置から、コンバージョンキックを蹴ることができる権利が与えられます。これが追加得点のチャンスです。
コンバーションキック
トライを決めた時には、コンバージョンキックを蹴る権利をもらうことができるため、そのコンバージョンキックが成功することでさらに2点が与えられます。ゴールのポストの間を通過することができれば、その得点が認められるのです。できれば真ん中に近い地点にトライする方が、追加得点の可能性が高くなります。
ボールを地面に置いてからキックすることは「プレスキック」で、一度ワンバウンドさせてからキックをする「ドロップキック」のどちらかのキックになりますが、キックの制度が高い「プレスキック」が最も多く用いられます。
また、コンバージョンキックを蹴る前にボールを置きますが、直接地面に置いたりする場合ももちろんありますが、ボールをしっかりと固定する場合のその他にもキックティー(台座)の上に置いたりすることが認められているのです。どの方法を使用するのかは蹴る選手によります。
ペナルティキック
相手チームが重い反則をした場合には、ペナルティキックを蹴ることができ、得点チャンスです。その際にはタッチキックやスクラムを選択もできるのです。与えられたペナルティキックが成功することで得点が与えられます。ゴールポストの間をキックで蹴ったボールがしっかりと通れば、3得点プラスです。キックは反則のあった地点からタッチラインと並んだ線に沿ったいずれかの場所で行うことです。
ドロップキック
プレー中にボールを一度ワンバウンドさせて蹴ってみましょう。そのキックは「ドロップキック」です。ドロップキックでは、ゴールポストの間に蹴られたボールがしっかりと通過した場合には3得点が認められて得点です。

ペナルティトライ(認定トライ)
相手チームによる反則行為がなければ、確実にトライしていた、または成功していたとレフリーが判断した場合には、無条件で得点が認められることになりとても大きいチャンスです。ルール改正が2017年に行われたことにより、コンバージョンが省略されて、一気に7点という高得点がもらえるようになりました。コンバージョンキックをしなくてもトライの5点に加えてさらに自動的に2点加算がされます。このトライはゴールポストの真下で成立したことと同じ意味です。