SAP ERP財務会計:コンセプト:源泉徴収税処理
0 1257

概要

源泉徴収及び源泉徴収税とは

源泉徴収とは、給与・報酬などの支払者が、給与・報酬などを支払う際にそれから所得税などを差し引いて国などに納付する制度であり、源泉徴収税は源泉徴収された税金のことです。

日本の源泉徴収税

主に個人に対しての支払金額が対象となる(受領者が法人の場合は、馬主に対する競馬の賞金のみが対象)

No.2792 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは - 国税庁

構成要素

源泉徴収税タイプによって以下が定義されます。

  • 転記時期
    税タイプ作成の最初から請求時転記と支払時転記とのどちらかに指定できます。
  • 転記される勘定
    自動仕訳処理で税額が転記される勘定はタイプごとに指定します。
  • その他の制御情報 
    下記の図で示されるように、課税基準額の判断を正味額にするか総額にするかやマニュアル入力可能かどうかなどの設定も税タイプ毎に制御可能です。

源泉徴収税コードによって以下が定義されます。

  • 税額の計算方法
  • 課税基準額の計算
  • 課税率
  • 軽減率

税額が転記される税勘定

手順

  1. 国毎に徴収税タイプを定義 
  2. 徴収税コードを定義、
  3. 税率などを決定 
  4. 会社に必要な税タイプを割当 
  5. 税タイプに転記時仕訳勘定コードを割当

0 1257
みんなのツイート (0)

関連サマリー


  • FI 0 Votes 1688 閲覧数


    このトピックでは、拡張実装の観点から見た各会計処理のプロセスを取り上げて説明します。

    会計業務画面入力

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    BTE/Process:1100代入チェック転記伝票を登録

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    代入(明細単位)チェック(明細単位)BTE/Process:1120完了伝票チェックBTE/P&S:1030未転記伝票を登録

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    チェックAC_DOCUMENT BADIBTE/P&S:2218未転記伝票を転記

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    チェック(完了伝票)代入(明細)チェック(明細)BTE/Process:1120チェック(完了伝票)BTE/P&S:1030会計インタフェース入出庫処理

    以下、拡張プログラムの呼び出し順番です。

    代入(明細)AC_DOCUMENT BADIBTE/Process:1120チェック(明細)チェック(完了伝票)


  • FI 0 Votes 804 閲覧数


    日次会計伝票起票分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB01-承認プロセス有1未転記伝票起票FV50-2未転記伝票承認FBV0-月次残高確認分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1-FAGLL03(勘定明細照会)-消費税分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細未払分計上1消費税確認S_ALR_87012357-2未払消費税計上FB41-申告納付1支払消費税確認S_ALR_87012357-2支払消費税計上FV60-3支払消費税計上FBV0-年次残高繰越分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細-1総勘定元帳残高繰越FAGLGVTR-2未転記伝票起票FV50-3未転記伝票承認FBV0-


  • FI 0 Votes 9536 閲覧数


    概要

    転記済みの会計伝票の明細情報が格納されます。未転記の会計伝票の明細はこのテーブルに格納されます。 BSEGはクラスタテーブルであるため、BKPFと結合検索することができません。

    項目一覧No.PK技術名称名称説明1○BUKRS会社コード-2○BELNR伝票番号-3○GJAHR会計年度-4○BUZEI明細-5----項目明細

    BSEGテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    システム制御情報

    システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

    転記キー(BSCHL)
    転記キーにより、勘定明細の勘定タイプと貸借区分が決定されます、それにその他の登録データも確定されます。金額転記ストリング(BUSTW)勘定の基本情報

    勘定の基本情報は以下の項目があります。

    総勘定元帳勘定(HKONT)
    HKONTには本当の総勘定元帳勘定コードが格納されますG/L勘定(SAKNR)
    SAKNRには、取引先(仕入先または得意先)の統制勘定コードが格納されます。 統制勘定ではない明細にはSAKNRが空白になります。
    普通の統制勘定明細には、SAKNRの値がHKONTと同じになります。
    普通の統制勘定明細には、HKONTに特殊の総勘定元帳勘定コード、SAKNRに統制勘定コードがそれぞれ格納されます。勘定タイプ(KOART)
    会計伝票明細の勘定タイプは以下の5種類が存在します。A:資産D:得意先K:仕入先M:品目S:総勘定元帳借方/貸方(SHKZG)
    借方か貸方かを示すフラグです。 H:貸方、S:借方。貸借対照表勘定(XBILK)
    B/S勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“X”かが設定されます。損益計算書勘定(GVTYP)
    損益勘定かどうかを示すフラグです。 空白か“Z”かが設定されます。グループ勘定コード(ALTKT)総勘定元帳の取引タイプ(VORGN)金額情報

    会計伝票明細にはいくつかの金額が保持されています。

    国内通貨額(DMBTR)伝票通貨額(WRBTR)総勘定元帳金額(PSWBT)、総勘定元帳通貨(PSWSL)
    総勘定元帳通貨は必ず国内通貨、伝票通貨の何れかに一致します。消費税情報

    消費税情報はすべての勘定タイプの勘定明細にとも設定されることがありますので、勘定タイプ別に説明します。

    仕入先勘定
    買掛金がすべて同一の税率で掛けられている場合、該当税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。
    買掛金に異なる税率が含められている場合、税コード(MWSKZ)に“**”が格納されるとともに、税コード(MWSK1~3)、国内通貨額(DMBT1~③)、伝票通貨額(WRBT1~3)に各税率(三つまで)の税コードと課税対象金額がそれぞれ格納されます。得意先勘定
    仕入先勘定の仕様に参照ください、買掛金を売掛金に書き換えるだけです。資産勘定
    資産金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。品目勘定
    品目在庫金額の増減が関わっている消費税コードは税コード(MWSKZ)に格納されます。総勘定元帳勘定
    消費税勘定の明細には、税コード(MWSKZ)には該当消費税金額の税コードが格納されます。支払情報支払条件ZTERM支払方法ZLSCH支払保留ZLSPR支払基準日ZFBDT源泉徴収税情報

    源泉徴収税は、拡張源泉徴収税が有効化されているかないかによって動作が異なります。

    拡張源泉徴収税が有効化されていない(従来の源泉徴収税方式)
    仕入先勘定、得意先勘定、総勘定元帳(源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コード(QSSKZ)に該当明細が関わる源泉徴収税コードが格納されます。拡張源泉徴収税が有効化されている(拡張源泉徴収税方式)
    仕入先勘定、得意先勘定の勘定明細には、源泉徴収税があった場合、源泉徴収税コード(QSSKZ)に“XX”がはいり、源泉徴収税)の勘定明細には、源泉徴収税コードではなく、源泉徴収税タイプがはいるようです。
    おそらくBSEGはこのケースにうまく対応できていないと考えられます。
    かわりに、仕入先勘定、得意先勘定の源泉徴収税詳細情報はWITH_ITEMから取得可能です。資産勘定の個別情報

    資産勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。

    資産番号(ANLN1)資産補助番号(ANLN2)資産取引タイプ(ANBWA)資産評価日(BZDAT)品目勘定の個別情報

    品目勘定明細の場合のみ設定される情報は以下のものがあります。

    品目コード(MATNR)プラント(WERKS)基本数量単位での数量(MENGE)基本数量単位(MEINS) 在庫管理の単位入力単位での数量(ERFMG)入力単位(ERFME) 入出庫伝票で指定された入力単位購買発注価格単位での数量(BPMNG)購買発注価格単位(BPRME) 購買発注伝票で指定された購買発注価格単位原価管理区分(VPRSV)評価レベル(BWKEY)評価タイプ(BWTAR)


  • FI 0 Votes 2932 閲覧数


    ほとんどの実運用で拡張源泉徴収税機能が利用されるため、このトピックでは拡張源泉徴収税機能を取り上げてそのカスタマイズを説明します。

    IMGツール

    IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税というパスでまとめられています。

    主なカスタマイズ1.有効化

    有効化: 拡張源泉徴収税 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→会社コード→有効化: 拡張源泉徴収税 拡張源泉徴収税を有効化する設定を行う。

    2.タイプ定義

    定義: 源泉徴収税タイプ (支払転記) IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税タイプ→定義: 源泉徴収税タイプ (支払転記) 債務支払時に源泉徴収税を自動転記する場合の源泉徴収税タイプを定義する 定義: 源泉徴収税タイプ (請求書転記) IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税タイプ→定義: 源泉徴収税タイプ (請求書転記) 債務計上時に源泉徴収税を自動転記する場合の源泉徴収税タイプを定義する

    3.会社毎の源泉税タイプ割り当て

    割当: 源泉徴収税タイプ → 会社コード IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→会社コード→割当: 源泉徴収税タイプ → 会社コード 各社要件により、債務計上時計上)、債務支払時計上のいずれかまたは両方を割当てる。

    4.源泉徴収税コード

    定義: 源泉徴収税コード IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税コードー>定義: 源泉徴収税コード 預かり源泉税額の自動計算根拠となる源泉徴収税コードを定義する。

    5.源泉徴収税キー

    定義: 源泉徴収税キー IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→基本設定→定義: 源泉徴収税キー 源泉徴収税タイプ別源泉税コード別に、源泉徴収税計算式を定義する。

    6.税率設定

    定義: 源泉徴収税論理式 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→計算→源泉徴収税コードー>定義: 源泉徴収税論理式 源泉徴収税タイプ別源泉税コード別に、源泉徴収税計算式を定義する。

    7.税勘定

    定義: 納付予定源泉徴収税勘定 IMG→財務会計 (新規)→財務会計共通設定 (新)→源泉徴収税→拡張源泉徴収税→転記→源泉徴収税勘定→定義: 納付予定源泉徴収税勘定 預かり源泉税計上時に自動転記される源泉徴収税用の勘定コードを定義する。

    内部処理キー WIT


  • FI 0 Votes 5438 閲覧数


    伝票転記済No.技術名称名称テキストテーブル説明1BKPF会計伝票ヘッダ--2BKPF会計伝票ヘッダ--3BSEG会計伝票明細--4BSEC会計伝票ワンタイム勘定情報--5BSED会計伝票手形情報--6BSET税データ--7BSAD得意先別決済明細データ--8BSID得意先別未決済明細データ--9BSAK仕入先別決済明細データ--10BSIK仕入先別未決済明細データ--11BSAS総勘定元帳決済明細データ--12BSIM品目別決済明細データ--13BSIS総勘定元帳未決済明細データ--14GLT0総勘定元帳取引金額(月次)データ--15KNC1得意先取引金額(月次)データ--16KNC3得意先特殊仕訳取引金額データ--17LFC1仕入先取引金額(月次)データ--18LFC3仕入先特殊仕訳取引金額データ--19WITH_ITEM会計伝票源泉徴収税データ--未転記No.技術名称名称テキストテーブル説明1VBKPF未転記会計伝票ヘッダ--2VBSEGA未転記会計伝票明細(資産)--3VBSEGD未転記会計伝票明細(得意先)--4VBSEGK未転記会計伝票明細(仕入先)--5VBSEGS未転記会計伝票明細(総勘定)--伝票データ(二次)

    検索や集計のための二次テーブルです、オリジナル伝票データを元にテーブルのデータが転記されます。

    No.技術名称名称テキストテーブル説明1ACCTCRFI/CO 伝票からの圧縮データ - 通貨--2ACCTHDFI/CO 伝票からの圧縮データ - ヘッダ--3ACCTITFI/CO 伝票からの圧縮データ - 明細--4FAGLFLEXT総勘定元帳: 合計--カスタマイジング基本No.技術名称名称テキストテーブル説明1T856取引タイプT856T2TABW資産取引タイプTABWT消費税No.技術名称名称テキストテーブル説明1T005国コードT005S2T007A税キーT007S源泉徴収税No.技術名称名称テキストテーブル説明1T001会社コード--2T001WT会社毎の源泉徴収税タイプ--3T059P源泉徴収税タイプT059U4T059Z源泉徴収税コード (拡張機能)T059ZT5T059FB源泉徴収税計算論理式 (拡張機能)-


  • FI 0 Votes 2938 閲覧数


    このトピックでは、 債権管理の業務処理概要を取り上げて説明します。

    債権計上

    債権の登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB70(請求書入力(enjoy))
    FB75(クレジットメモ入力(enjoy))
    F-22(請求書入力)
    F-27(未転記クレジットメモ入力)-承認プロセス有1未転記伝票起票FV70(未転記請求書入力(enjoy))
    FV75(未転記クレジットメモ入力(enjoy))
    F-64(未転記請求書入力)
    F-67(未転記クレジットメモ入力)-2未転記伝票承認FBV0-

    債権の変更

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB02-未転記の場合1未転記伝票起票FV70(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV2(未転記伝票変更)-2未転記伝票承認FBV0-

    債権の取消

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB08(伝票の反対仕訳)-未転記の場合1未転記伝票取消FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV0(未転記請求書削除)-

    取消済債権再登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FBRA(伝票の反対仕訳)-入金処理

    以下の表に示される各業務プロセスは、債権消込処理を承認プロセスなしにしております。 承認プロセスが発生する場合は、FB05(消込転記)がFV50(未転記G/L伝票入力)→FBV0(未転記伝票転記)に変わります。

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細振込入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3入金通知受領(銀行から)-システム外処理、手作業4入金確認FBL5N得意先からの入金金額を確認5債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記6受領書発行-システム外処理、手作業現金入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3現金受領(取引先から)-システム外処理、手作業4金額確認FBL5N得意先からの現金金額を確認5債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記6受領書発行-システム外処理、手作業小切手入金1支払通知受領(取引先から)-システム外処理、手作業2入金予定確認FBL5N得意先からの入金予定を確認3小切手受領(取引先から)-システム外処理、手作業4金額確認FBL5N得意先からの小切手金額を確認5銀行持込-システム外処理、手作業6債権消込FB05処理対象の取引を入金として債権消込を転記7受領書発行-システム外処理、手作業前受金入金1前受金受領(取引先から)-システム外処理、手作業2金額確認-システム外処理、手作業3前受金計上FV70-4売掛金確認FBL5N得意先への売掛金を確認5債権消込FB05前受金から債権消込を転記受取手形(受領)1入金予定確認FBL5N(得意先明細照会)-2受取手形計上F-36-3会計伝票発行・確認FB03-受取手形(取立)1受取手形取立FBWE-2会計伝票発行・確認FB03-3銀行持込--受取手形(満了日)1手形一覧確認S_ALR_87012208
    S_ALR_87012209-2手形入金処理S_ALR_87012211-3会計伝票発行・確認FB03-債権債務相殺1-FB05-ファクタリング処理1-FB05-


  • FI 0 Votes 1393 閲覧数


    このトピックでは、 債務管理の業務処理概要を取り上げて説明します。

    概要

    債務管理は、会計で総勘定元帳に対する補助元帳の役割を果たしています。

    債務管理の業務プロセスフロー

    日常業務債務計上

    債務計上の登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細承認プロセス無1-FB60(請求書入力(enjoy))
    FB65(クレジットメモ入力(enjoy))
    F-43(請求書入力)
    F-41(未転記クレジットメモ入力)-承認プロセス有1未転記伝票起票FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FV65(未転記クレジットメモ入力(enjoy))
    F-63(未転記請求書入力)
    F-66(未転記クレジットメモ入力)-2未転記伝票承認FBV0-

    債務計上の変更

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB02-未転記の場合1未転記伝票起票FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV2(未転記伝票変更)-2未転記伝票承認FBV0-

    債務計上の取消

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FB08(伝票の反対仕訳)-未転記の場合1未転記伝票取消FV60(未転記請求書入力(enjoy))
    FBV0(未転記請求書削除)-

    取消済債務計上再登録

    分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細転記済の場合1-FBRA(伝票の反対仕訳)-支払処理分類プロセスNoプロセス名称トランザクションコード処理詳細現金払い1-FB05-振込払い(マニュアル)1-FB05-振込払い(自動)1支払提案パラメータ作成F110-2支払提案実行F110-3支払提案一覧出力F110-4支払処理F110-小切手払い1-FB05-海外送金1-FB05-


  • FI 0 Votes 3956 閲覧数


    概要

    会計伝票のヘッダ情報が格納されます、未転記伝票のヘッダ情報もこのテーブルに格納されます。

    項目一覧No.PK技術名称名称説明1○BUKRS会社コード-2○BELNR伝票番号-3○GJAHR会計年度-4 ---項目明細

    BKPFテーブルに格納されるデータを分類毎にまとめて説明します。

    システム制御情報

    システム制御に利用される情報は主に以下の項目があります。

    伝票タイプ(BLART)伝票ステータス(BSTAT)
    特殊機能のある 伝票 が伝票ステータスにより示されています。以下一部の値です。空白:通常の転記済伝票A:消し込み伝票B:消込済明細再登録伝票D:繰返伝票M:モデル伝票V:未転記伝票Z:削除ずみの未転記伝票実行関連情報どの処理で生成されたデータなのか 
    トランザクションコード(TCODE)にこの伝票を生成した処理のトランザクションコードが格納されます。いつ登録されたデータなのか
    会計伝票登録日(CPUDT)と登録時刻(CPUTMに、この伝票が登録された日付と時刻がそれぞれ格納されます。最後に変更されたのがいつなのか
    変更日(AEDAT)に、最後にの伝票が変更された日付が格納されます。
    但し、伝票登録後に一度も変更がなかった場合、この項目が空白になります。
    なお、このテーブルに最終更新日(UPDDT)という項目がありますが、実際には使用されていないようです。起票者と転記者がそれぞれ誰なのか
    会計伝票は直転記のものもあれば、申請者より未転記伝票を起票してから承認者が転記するものもあります。
    そのため、起票者と転記者を判別するには、以下のようにロジックを組む必要があります。伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)の場合(未転記伝票)
    起票者= 「ユーザ名」(USNAM)
    転記者= 空白伝票ステータスが「V」(未転記)、「Z」(削除済未転記)以外の場合(転記済伝票)
    起票者= 「未転記者名」(PPNAM) 但し、「未転記者名」(PPNAM)が空白の場合(直転記のケース)なら、「ユーザ名」(USNAM)
    転記者= ユーザ名」(USNAM)フリー入力情報

    フリー入力項目とは標準テーブルに格納されますが、システムに管理されず、ユーザが自由に入力可能な項目のことです。 ユーザ個別要件を実現するためのEXIT実装にもこれらの項目がよく活用されます。

    参照伝票番号(XBLNR) 
    伝票番号が書いておりますが、ECCシステム内の伝票のことではありません。
    通常、取引先から受領した請求書や納品書に記載されている取引先側番号を記入することが多いが、別の用途として自由に利用してもよい項目です。伝票ヘッダ Text(BKTXT)参照キー1(XREF1_HD)参照キー2(XREF2_HD)参照キー3(XREF3_HD)通貨情報

    会計伝票ヘッダには様々な種類の通貨情報が格納されています。

    伝票通貨
    通貨コード(WAERS)、換算レート(KURSF)国内通貨
    国内通貨(HWAER)、換算レートは国内通貨と換算するレートのため、国内通貨の換算レート項目はなし 
    第2国内通貨(HWAE2)、第2国内通貨の換算レート(KURS2) 
    第3国内通貨(HWAE3)、第3国内通貨の換算レート(KURS3)