自転車は幅広い年齢層が利用する最も身近な乗り物です。街では様々なタイプの自転車を見かけます。実用的なものもあればおしゃれなもの、スポーティーなもの、その中から自分に合った一台を見つけるために、種類と特徴を紹介します。
自転車に乗る目的を考えるどこで乗るのか?
街中(舗装された道路)、悪路(山道、荒地、雪道など)走る距離は?
近所の買い物、短距離の通勤通学、長距離の通勤通学、サイクリング荷物はどのくらい載せるのか?
日常の買い物の荷物、もっと大きくて重いもの
自転車の種類
シティサイクル
クロスバイク
ロードバイク
マウンテンバイク
最も一般的なものがシティサイクルです。ママチャリと言われる自転車もシティサイクルです。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、ファットバイクをスポーツ自転車です。
種類特徴目的シティサイクルハンドルやフレームの形状が多彩(スカートでも乗りやすいなども) チェーンカバー・泥除け・ライトが標準装備 大きなカゴがつけられる 26〜27インチ主流 変速ギアは内装3段が多い街乗り 買い物 近距離の通勤・通学ロードバイクドロップハンドル 軽量車体 細いタイヤ 多段変速ロードレース サイクリングクロスバイクフラットハンドル 軽量車体 細いタイヤ 多段変速街乗り 長距離の通勤・通学 サイクリングマウンテンバイクフラットハンドル 軽量車体 耐衝撃フレーム タイヤのブロックパターンが太い 多段変速悪路・荒地・山道ファットバイクタイヤの太さが2倍雪道
シティサイクルは、通常走るために必要なものは標準で装備されているものが多いです。
スポーツ自転車は、泥除けやライトは別売りになっているものが多いので、必要ならば揃えます。クロスバイクを通勤・通学に使用するためには泥除けとカゴが必須です。
その他の分類種類特徴目的電動アシスト自転車漕ぐ力を電動モーターでアシストしてくれる 小さい力で漕げる坂道走行 重い荷物を載せる 子供を乗せる折りたたみ自転車コンパクトにたたんで収納・運搬ができる車で運ぶ 屋内に収納するミニベロ20インチ以下の小径 軽量車体 小回りがきく 段差や衝撃に敏感街乗り 短距離通勤・通学子供用自転車子供の体格に合わせて作られている 12〜24インチ ペダルのないバランスバイクもある子供が乗る
電動アシスト自転車は最近よく見かけるようになってきました。坂道が多い地域や、大きな荷物や子供を乗せるには便利です。バッテリーの容量によって走行できる距離が異なるので、用途によってバッテリー容量は要チェックです。シティサイクル、ミニベロ、スポーツなど各タイプのものがあります。
子供用自転車のバランスバイクは自転車デビューの前の練習用によく使われるようになってきました。12インチサイズでペダルを外すtバランスバイクになるタイプもあります。
自転車のサイズ
安全に自転車を運転するためには、体の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。
タイヤサイズで選ぶ
シティサイクルやいい部のクロスバイクはタイヤのサイズで選びます。26インチ、27インチのものが最も多いですが28インチもあります。
身長に対するタイヤサイズの目安は以下の通りです。
大人用タイヤサイズ適正身長26インチ140〜170㎝27インチ150〜170㎝28インチ160㎝〜
ただし、同じタイヤサイズでもフレームのデザインによってサドルの高さやハンドルとの距離が違うので、実際に乗って確かめてみて、また可能ならば体に合うように調整することが必要です。
子供用タイヤサイズ適正身長14インチ 92〜107㎝16インチ 98〜119㎝18インチ103〜125㎝20インチ111〜140㎝22インチ116〜145㎝24インチ120〜151㎝
子供用の自転車のサイズ選びは安全のために両足の指全体が地面につけられるものを選びましょう。また手の大きさにも配慮してブレーキが握れるかどうかの確認も必要です。
成長するからと大きめサイズを選ぶのはお勧めできません。成長したらサドルの高さで調整すると良いでしょう。
フレームサイズで選ぶ
ロードバイク、クロスバイクなどのスポーツ自転車の多くはフレームサイズで選びます。以下は目安ですが、実際には高さだけではなくハンドルとの距離なども体に合うことが大切なので、調整が効く範囲で選ぶようにしましょう。海外ブランドのものは特に、体の大きな欧米人の体格に合わせて作られているので注意が必要です。
フレームサイズ適正身長340㎜135〜155㎝360㎜140〜160㎝380〜400㎜150〜170㎝420㎜155〜175㎝440〜450㎜160〜180㎝460㎜170〜185㎝480㎜170〜190㎝500㎜〜180㎝〜そのほかに注目したいポイント車体の重さ
フレームの材質によって重さにはかなりの違いがあります。自転車を持ち上げたりして移動する必要がある場合には軽いものを選びましょう。ギア比
ギア比によって出せるスピードとペダルの軽さ・重さに違いがあります。スピードは出なくてもペダルが軽い方が良いか、少し重くてもある程度のスピードが必要なのかで適当なものを選びましょう。変速ギア
シティサイクルでも内装3段や外装5段など、少ないですが変速ギアを装備しているものがあります。坂道が多い環境で走る場合には有効です。
スポーツ自転車では7段程度のものから24段など多段変速のものから、必要なものを選びましょう。