1. 黒カビとは
黒カビとは、湿度が高く汚れが残りやすい環境で繁殖するカビの一種で、住居内では浴室・キッチン・洗面所・窓まわり・壁紙・エアコン内部など、さまざまな場所に発生します。
表面だけでなく素材内部に根を張る性質があるため、場所や素材に応じた適切なクリーニング方法を選択することが重要です。
2. 浴室に発生する黒カビ

浴室は高温多湿になりやすく、黒カビが最も発生しやすい場所です。壁面、天井、タイル目地、シリコンコーキング部分に多く見られます。
クリーニング方法
塩素系カビ取り剤を黒カビ部分に塗布し、一定時間放置した後、水で十分に洗い流します。目地やゴム部分は、柔らかいブラシで軽く補助洗浄を行います。
注意点
換気を十分に行い、手袋・マスクを着用します。薬剤の長時間放置は素材劣化の原因となるため注意が必要です。
3. キッチン・洗面所に発生する黒カビ

キッチンや洗面所では、油汚れや石けんカスと湿気が重なり、黒カビが発生しやすくなります。
クリーニング方法
まず中性洗剤で汚れを落とし、その後アルコールや塩素系洗剤で除菌を行います。仕上げに乾拭きをして水分を残さないことが重要です。
注意点
食品や食器に薬剤が触れないよう養生を行い、ステンレス部分の変色にも注意します。
4. 窓枠・サッシ・結露部の黒カビ

窓まわりの黒カビは、結露水とホコリが原因で発生します。特に冬季に多く見られます。
クリーニング方法
中性洗剤で汚れを除去した後、アルコールで除菌拭きを行い、しっかり乾燥させます。
注意点
木製枠は水分や薬剤を最小限にし、金属部は腐食に注意します。
5. 壁紙(クロス)に発生する黒カビ

壁紙の黒カビは、結露や家具裏の通気不良が主な原因です。軽度であれば表面清掃が可能ですが、内部まで浸透している場合もあります。
クリーニング方法
軽度の場合はアルコールや薄めた中性洗剤で優しく拭き取ります。広範囲・重度の場合は張り替えが必要です。
注意点
強く擦ると変色や剥がれの原因になります。
6. エアコン・換気口内部の黒カビ

エアコンや換気口内部の黒カビは、送風によって室内に拡散する恐れがあります。
クリーニング方法
フィルターは定期的に清掃し、内部の黒カビについては専門業者による分解洗浄が推奨されます。
注意点
市販スプレーのみでの対応は不十分な場合が多く、健康被害につながる恐れがあります。
7. 再発防止の共通ポイント
使用後の水分除去(拭き取り・送風)
定期的な換気・除湿
汚れを溜めない日常清掃
必要に応じた防カビ剤の使用
8. まとめ
黒カビのクリーニングは、発生場所・素材・進行度を正しく見極め、
「洗浄 → 除菌 → 乾燥 → 予防」をセットで行うことが重要です。
軽度な黒カビはセルフ対応が可能ですが、広範囲・再発を繰り返す場合は、専門業者による対応を検討することが安全かつ確実な対策となります。