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このトピックでは、リポジトリ情報が格納される各システムテーブルを抜粋して説明します。

技術名称説明主要項目
TADIRリポジトリオブジェクトのディレクトリPGMIDプログラムID
OBJECTオブジェクトタイプ
OBJ_NAMEオブジェクト名称
SRCSYSTEM マスタシステム
DEVCLASSパッケージ
MASTERLANGマスタ言語
COMPONENTソフトウェアコンポーネント
技術名称説明主要項目
TAPLPアプリケーションディレクトリAPPL アプリケーションカテゴリ名
KTEXT アプリケーション短文テキスト
技術名称説明主要項目
DD02L DBテーブルTABNAME テーブル名
TABCLASS テーブルカテゴリ
BUFFERED バッファリング
CONTFLAG 出荷クラス
DD08LDBテーブル 外部キーTABNAME テーブル名
FIELDNAME 項目名
CHECKTABLE チェックテーブル
FRKART 依存度
DD05SDBテーブル 外部キー 項目TABNAME テーブル名
FIELDNAME 項目名
PRIMPOS 位置
FORTABLE外部キーテーブル
FORKEY外部キー項目
DD09LDBテーブル 技術設定TABNAME テーブル名
TABKATサイズカテゴリ
TABARTデータクラス
PUFFERUNGバッファタイプ
TRANSPFLAG透過フラグ
BUFALLOWバッファ可能
DD12LDBテーブル 二次索引SQLTABテーブル名
INDEXNAME索引 ID
DD17SDBテーブル 二次索引 項目SQLTABテーブル名
INDEXNAME索引 ID
POSITIONテーブル位置
FIELDNAME項目名
DESCFLAG降順
DD03LDBテーブル 項目TABNAME テーブル名
FIELDNAME項目名
POSITIONテーブル位置
KEYFLAGキー項目
MANDATORY必須項目
ROLLNAMEデータエレメント
CHECKTABLEチェックテーブル
INTTYPE ABAP データ型
DATATYPEデータ型
DD35LSAPテーブル項目 検索ヘルプ割当TABNAME テーブル名
FIELDNAME項目名
SHLPNAME検索ヘルプ名
DD36SSAPテーブル項目 検索ヘルプパラメータTABNAME テーブル名
FIELDNAME項目名
SHLPFIELD検索ヘルプ Para
SHTYPE割当タイプ
SHTABLE割当テーブル
SHFIELD割当項目
DARTT技術設定 データクラス
DGKAT技術設定 サイズカテゴリ
DD25LテーブルビューVIEWNAMEビュー名
ROOTTAB一次テーブル
VIEWCLASSビュータイプ
CUSTOMAUTH出荷クラス
VIEWGRANT更新ステータス
GLOBALFLAGテーブル更新
DD26Sテーブルビュー 基本・結合テーブルVIEWNAMEビュー名
TABNAME基本テーブル
OBJPOS反復グループ位置
DD27Sテーブルビュー項目VIEWNAMEビュー名
OBJPOS反復グループ位置
VIEWFIELDビュー項目
TABNAME基本テーブル
FIELDNAME基本項目
KEYFLAGキー項目
ROLLNAMEデータエレメント
RDONLY更新フラグ
DD28Sテーブルビュー 選択条件CONDNAME選択条件 ID
POSITION反復グループ位置
TABNAMEテーブル名
FIELDNAME項目名
NEGATION否定
OPERATOR演算子
CONSTANTS定数
CONTLINE継続行フラグ
AND_OR
DD29LテーブルビューとマッチコードIDの選択条件CONDNAME選択条件 ID
VIEWNAMEビュー名
LINE_CNT反復グループ位置
DD01LドメインDOMNAME ドメイン名
AS4LOCAL有効化ステータス
DATATYPE データ型
LENG 長さ
DECIMALS 小数点以下桁数
ENTITYTAB  値テーブル
CONVEXIT 変換ルーチン
DD07Lドメイン値DOMNAME ドメイン名
AS4LOCAL有効化ステータス
VALPOS ドメイン値キー
DOMVALUE_L  ドメインの値:下限/単一値
DOMVALUE_H  ドメインの値:上限
DD30L検索ヘルプSHLPNAME検索ヘルプ名
SELMETHOD選択メソッド
SELMTYPE選択カテゴリ
SELMEXIT検索ヘルプ Exit
DD32S検索ヘルプ 項目SHLPNAME検索ヘルプ名
FIELDNAME検索ヘルプ Para
FLPOSITION検索ヘルプ項目位置
ROLLNAMEデータエレメント
SHLPINPUT IMPORT param.
SHLPOUTPUT EXPORT param.
SHLPSELPOS 選択位置
SHLPSELDIS 選択表示
DATATYPE データ型
DD31S複合検索ヘルプ 割当SHLPNAME検索ヘルプ名
SUBSHLP検索ヘルプ
VIASHLP検索ヘルプ (親)
DD33S検索ヘルプ 項目割当SHLPNAME検索ヘルプ名
FIELDNAME検索ヘルプ Para
SUBSHLP検索ヘルプ
SUBFIELD参照パラメータ
DD25Lロックオブジェクト
DD26Sロックオブジェクト 二次テーブル
DD27S ロックオブジェクト 項目
DDLOGバッファ同期
DDSYNバッファ同期化のパラメータ
技術名称説明主要項目
REPOSRCレポートソースコードPROGNAMEプログラム名
CLASPGM クラス
SUBCプログラム Type
APPL Application
SECU権限グループ
DATA Source Code
TLIBG汎用グループ
TFDIR汎用モジュールFUNCNAME汎用モジュール
PNAMEプログラム名
FMODEモード
UTASK更新
FUPARAREF汎用モジュール(パラメータ)FUNCNAME汎用モジュール
PARAMETERパラメータ名
PARAMTYPEパラメータ Type
STRUCTURE関連する型
DEFAULTVALデフォルト値
OPTIONALオプション params
ENLFDIR汎用モジュール(追加属性)FUNCNAME汎用モジュール
AREA汎用グループ
ACTIVE有効
GENERATED生成済
FREEDATEリリース日付
D020SDynpro 内容PROGプログラム名
DNUM  Dynpro番号
TYPE  Dynproタイプ 
FNUM 
DGRP
D021TDynpro キーワードテキストPROGプログラム名
LANG言語
FLDN項目名
DTXT画面のキーワードテキスト
VARIDバリアント一覧REPORTレポート名
VARIANTバリアント
VARIS選択画面へのバリアント割当REPORTレポート名
DYNNR Dynpro 番号
VARIANTバリアント
D342LGUIステータスPROGNAME プログラム名称
STATUS GUI ステータス
TYPEロードタイプ
D347TGUI表題PROGNAMEプログラム名称
SPRSL言語
OBJ_CODE表題番号
SEOCLASSクラス/インタフェースCLSNAME クラス名称
CLSTYPEクラスタイプ
UUID
SEOCLASSDFクラス/インタフェース定義CLSNAME クラス名称
VERSIONバージョン
CATEGORYカテゴリ
EXPOSURE可視性
STATEステータス
RELEASEリリース
CLSEMBED埋込可能
CLSABSTRCT抽象
CLSFINAL 最終クラス
SEOCOMPOクラス/インタフェースコンポーネントCLSNAME クラス名称
CMPNAMEコンポーネント
CMPTYPEコンポーネントタイプ
MTDTYPEメソッドタイプ
SEOCOMPODFクラス/インタフェースコンポーネント定義CLSNAME クラス名称
CMPNAMEコンポーネント
VERSIONバージョン
EXPOSURE可視性
STATEステータス
SEOFRIENDSクラス/インタフェース フレンド属性CLSNAME クラス名称
REFCLSNAME参照クラス名称
FRIENDTYPEフレンドタイプ
VERSIONバージョン
STATEステータス
SEOIMPLRELクラス/インタフェース 属性(参照型定義)CLSNAME クラス名称
CMPNAMEコンポーネント
VERSIONバージョン
REFCLSNAME参照クラス名称
IRLTYPE関係タイプ
SEOMETARELクラス/インタフェース スーパークラス・インタフェース定義CLSNAME クラス名称
REFCLSNAME参照クラス名称
VERSIONバージョン
STATEステータスステータス
RELTYPEクラス間の関係タイプ
RELNAME関係タイプ名
SEOREDEFクラス/インタフェース 定義のオーバーライド)CLSNAME クラス名称
REFCLSNAME参照クラス名称
VERSIONバージョン
MTDNAMEメソッド名称
MTDABSTRCT抽象
MTDFINAL Final
ATTVALUE初期値
SEOSUBCOクラス/インタフェース サブコンポーネントCLSNAME クラス名称
CMPNAMEコンポーネント
SCONAMEサブコンポーネント
CMPTYPEコンポーネントタイプ
MTDTYPEメソッドタイプ
SEOSUBCODFクラス/インタフェース サブコンポーネント定義CLSNAME クラス名称
CMPNAMEコンポーネント
SCONAMEサブコンポーネント
VERSIONバージョン
LOCKEDロック
PARDECLTYP宣言レベル
PARPASSTYP引渡しタイプ
TYPTYPE型指定
SEOTYPEPLSクラス/インタフェース データ型グループ割当CLSNAME クラス名称
TYPEGROUPタイプグループ
SHDSVCI画面バリアントSCVARIANT画面バリアント
PROGNAMEプログラム
DYNPRO Dynpro番号
SHDSVFVCI画面バリアント: 項目内容SCVARIANT画面バリアント
FIELDNAME項目名
STEPLステップループ行
FIELDVALUE項目値
--
SHDTVUクライアント依存トランザクションバリアントTCVARIANT トランザクションバリアント
TCODE トランザクションコード
SHDTVクライアント依存トランザクションバリアントTCODE トランザクションコード
TCVARIANT トランザクションバリアント
SHDTVCIUクライアント非依存トランザクションバリアントTCVARIANT トランザクションバリアント
TCODE トランザクションコード
SHDTVCIクライアント非依存トランザクションバリアントTCODE トランザクションコード
TCVARIANT トランザクションバリアント
TSTCトランザクションコードTCODEトランザクションコード
PGMNAプログラム
DYPNO Dynpro
--
技術名称説明主要項目
WDY_COMPONENTWeb Dynpro: ComponentCOMPONENT_NAMEコンポーネント名称
VERSIONプログラムステータス
TYPEタイプ
MODULE‗POOL_NAMEモジュールプール名
技術名称説明主要項目
MODSAP拡張プロジェクト(カスタマEXIT)NAME拡張プロジェクト名称
構成要素TYPタイプ
MEMBER拡張名称
DEVCLASSパッケージ
MODACT拡張実装(カスタマEXIT)NAME拡張名
TYP構成要素タイプ
MEMBER拡張
BADI_SPOTBAdi定義BADI‗NAME BAdi定義名称
ENHSPOTNAME拡張スポット名称
ENHOBJ拡張オブジェクトENHNAME拡張実装
VERSIONバージョン
OBJ_TYPオブジェクトタイプ
OBJ_NAMEオブジェクト名称

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このトピックでは、移送に関わるシステムテーブルを抜粋して説明します。

概要

以下の表でテーブル一覧を示します。

No.カテゴリ技術名称名称説明
1システム構成TCETRAL移送レイヤ移送レイヤの情報を格納
2TCERELE移送レイヤの詳細-
3TMSCDOM移送ドメイン移送ドメインの情報を格納
4TMSCDES宛先宛先の情報を格納
5TMSCNFS移送グループ移送ドメインの情報を格納
6TMSCSYSシステムシステムの情報を格納
7変更管理E070依頼/タスクのヘッダ依頼/タスクのヘッダ情報を格納
8E070A依頼の属性依頼の属性情報を格納
9E070C依頼/タスクのソース/対象クライアント依頼/タスクのソースクライアントを格納
10E070L依頼/タスクの番号割当用索引最後に割り当てれた番号を格納
11E071依頼/タスクの明細変更されたオブジェクト情報を格納
12E071K依頼/タスクのキーエントリテーブルデータの場合のキー情報を格納
13TTOBJECTS翻訳関連に応じた移送オブジェクト-
14移送管理TSYIMPSTAT移送依頼インポートステータス-
15TMSBUFREQ移送バッファの移送依頼-

 TCETRALテーブル 

移送レイヤ、移送レイヤの情報を格納

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1VERSIONバージョン-
2TRANSLAYER移送レイヤ-

 TMSCDOMテーブル 

移送ドメイン、移送ドメインの情報を格納

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1DOMNAM移送ドメイン-
2 DOMCTLドメインコントローラ-

 TMSCDESテーブル 

宛先、宛先の情報を格納

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1RFCDESRFC宛先-
2LIMBOフラグ-
3 RFCTYPE接続タイプ-
4 RFCLIBFLG負荷分散-
5 RFCHOST対象ホスト-
6 RFCSERVサービス-
7 RFCCLIENTクライアント-
8 RFCUSERユーザ-
9 RFCAUTHパスワード-
10 DOMNAM移送ドメイン-

 TMSCNFSテーブル 

移送グループ、移送ドメインの情報を格納

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1DOMNAM移送ドメイン-
2NFSGRP移送グループ-

 TMSCSYSテーブル 

システム、システムの情報を格納

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1DOMNAM移送ドメイン-
2SYSNAMシステム名-
3LIMBOフラグ-
4 NFSGRP移送グループ-
5 DESADMRFC宛先-
6 INSTNOインストール番号-

E070テーブル

依頼/タスクのヘッダ

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1TRKORR依頼/タスク番号-
2 TRFUNCTIONタイプ依頼の場合、K(ワークベンチ依頼)やW(カスタマイジング依頼)といった分類が格納されます
3 TRSTATUSステータスD(修正可能)、R(リリース済)などがあります
4 TARSYSTEM移送対象-
5 KORRDEVカテゴリCUST(クライアント依存)、(クライアント非依存)があります
6 AS4USER所有者-
7 STRKORR上位移送-

 E070Lテーブル 

CTS: 依頼/タスクの番号割当用索引

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1LASTNUM識別-
2 TRKORR移送/タスク番号-

E070Lには何番から採番すれば良いのかという情報を保持しています。 開発機を何らかの理由で過去の状態に戻すと、移送依頼番号も、また若い番号から採番されてしまいます。 例えば、KDA0900100 まで採番された状態に戻ると、KDA0900100 から KDA0900200 までは2回繰り返されることになってしまい、それらの移送依頼をリリースしようとすると、移送ディレクトリに存在する過去の移送ファイルと重複してしまうため、エラーになってしまいます。 このような「移送依頼番号の重複」を回避するためには、移送依頼番号の情報を管理しているテーブル E070L の内容を移送依頼番号が重複しないような大きい番号に編集してあげればOKです。 ただ、このテーブルは編集不可に設定されているため、T-cd:SE16 では編集できません。 データベースレベルで直接 SQL を実行して編集します。 update E070L SET TRKORR = 'KDA0900300' WHERE LASTNUM = 'TRKORR';

E071テーブル

依頼/タスクのオブジェクトエントリ

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1TRKORR依頼/タスク番号-
2AS4POS明細行番号-
3 PGMIDプログラムID-
4 OBJECTオブジェクトタイプ-
5 OBJ_NAMEオブジェクト名-
6 LOCKFLAGロックステータス-

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このトピックでは、権限に関わるシステムテーブルを抜粋して説明します。

概要 

カテゴリ技術名称名称説明
ユーザUSR01ユーザマスタレコード基本属性を定義
USR02ユーザログオンデータユーザログオンデータを定義
USR03ユーザアドレスデータユーザアドレスデータを定義
USR04ユーザ権限ユーザに割り当てられた権限プロファイル情報を格納
USR05ユーザマスタパラメータIDユーザパラメータ値を格納
USR21ユーザ名アドレスキーの割当ユーザのアドレスキー値を格納
ADR2電話番号 (アドレス管理)ユーザの電話番号を格納
ADR3FAX 番号 (アドレス管理)ユーザのFAX番号を格納
ADR6電子メールアドレスユーザの電子メールアドレスを格納
ロールAGR_AGRS集合ロール内のロール-
AGR_DEFINEロール定義 -
AGR_FLAGSロール属性-
AGR_HIERロールメユー構造-
AGR_1016ロールプロファイル-
AGR_1250ロール権限データ(ヘッダ)-
AGR_1251ロール権限データ(項目値明細)-
AGR_1252ロール権限データ(組織要素)-
権限オブジェクトTOBC権限クラス権限クラスを定義
TOBJ権限オブジェクト権限オブジェクトと権限オブジェクトの項目構成を定義
TACTZ権限オブジェクトごとの有効アクティビティ権限オブジェクトごとの有効アクティビティ
権限プロファイルUST10C複合権限プロファイル含められている単一ロールを定義
UST10S単一権限プロファイル権限プロファイルの権限名を定義
UST12権限プロフィル権限値権限オブジェクト別に権限プロファイル毎の各権限項目値を格納
権限(ユーザ)USR10ユーザマスタ権限プロファイル-
USR12ユーザマスタ権限値-
USR16ユーザ権限用変数の値-
権限(トランザクション)TSTCAトランザクションコード権限の値SE93で照会・更新
USOBTトランザクション>権限オブジェクトSU22/SU24で照会・更新
USOBXUSOBTのチェック用テーブル-
USOBT_Cトランザクション>権限オブジェクト(カスタマ)-
USOBX_CUSOBT_Cのチェック用テーブル-

USR01テーブル

ユーザマスタレコード

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1BNAMEユーザユーザID
2 STCOD開始メニュー-
3 SPLD出力デバイス-
4 DATFM日付書式-
5 DCPFMISOコード-
6 LANGU言語-

 USR02テーブル 

ユーザログオンデータ

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1BNAMEユーザユーザID
2 BCODE初期パスワード-
3 USTYPユーザタイプ-

 USR04テーブル 

ユーザ権限

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1BNAMEユーザユーザID
2 NRPROプロファイル数-
3 PROFSプロファイル名リスト-

 USR05テーブル 

ユーザパラメータ

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1BNAMEユーザユーザID
2 PARIDパラメータID-
3 PARVAパラメータ値-

定義可能なパラメータ名はTPARAテーブルに定義されます。

AGR_DEFINEテーブル

ロール定義 

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール名称-
2 TEXTテキスト-

 AGR_FLAGSテーブル 

ロール属性

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール名称-
2FLAG_TYPE属性タイプ-
3 FLAG_VALUE属性値-

 AGR_HIERテーブル 

ロールメユー構造 AGR_HIERT

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール名称-
2OBJECT_IDメニューID-
3 FOLDER親メニューID-
4 SORT_ORDERソート順番-
5 MENU_LEVELメニューレベル-
6 SAP_GUID一意 ID-
7 ATTRIBUTES親メニューID-
8 SOURCE_AGR-
9 ICONメニューエントリアイコン-
10 APPL_ALIASメニューエントリテキスト-

 AGR_1016テーブル

ロールプロファイル名称

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール-
2COUNTERカウンタID-
3 PROFILEプロファイル-
4 GENERATED生成済-
5 PSTATEバージョン-

 AGR_1250テーブル

ロール権限データ(ヘッダ)

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール-
2COUNTERカウンタID-
3 OBJECT権限オブジェクト-
4 AUTH権限値-
5 MODIFIEDオブジェクトステータス-

 AGR_1251テーブル

ロール権限データ(項目値明細)

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール-
2COUNTERカウンタID-
3 OBJECT権限オブジェクト-
4 AUTH権限値-
5 FIELD項目名-
6 LOW-
7 HIGH-

 AGR_1252テーブル

ロール権限データ(組織要素) ロールが関連付ける組織(販売組織、購買組織、会社コードなど)の情報を格納します。 利用可能な組織の変数名がUSVARに定義されます。

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール-
2COUNTERカウンタID-
3 VARBL組織変数名-
4 LOW-
5 HIGH-

AGR_USERSテーブル

ユーザへのロール割当

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1AGR_NAMEロール-
2UNAMEユーザ-
3FROM_DAT開始日付-
4TO_DAT終了日付-
5 COL_FLAG集合ロールからの割当-

TOBCテーブル

権限クラス 

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1OCLSS権限クラス-

 TOBJテーブル 

権限オブジェクト

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1OBJCT権限オブジェクト名称-
2 FIEL1~FIEL0項目名-
3 OCLSS権限クラス-

 TACTZテーブル 

権限オブジェクトごとの有効アクティビティ

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1BROBJ権限オブジェクト名-
2ACTVTアクティビティ-

UST10Cテーブル

複合権限プロファイル

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1PROFN複合プロファイル-
2AKTPSバージョン-
3SUBPROF単一プロファイル-

UST10Sテーブル

単一権限プロファイル

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1PROFNプロファイル-
2AKTPSバージョン-
3 OBJCT権限オブジェクト-
4 AUTHユーザマスタ:権限名-

UST12テーブル

権限プロフィル権限値

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1OBJCT権限オブジェクト-
2AUTHユーザマスタ:権限名-
3AKTPSバージョン-
4FIELD権限項目-
5VON権限項目値-
6BIS権限項目値-

USR10テーブル

ユーザマスタ権限プロファイル

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1PROFNプロファイル名-
2AKTPSバージョン-
3 TYPタイプ-
4 NRAUTプロファイル/権限の数-
5 AUTHS権限-

USR12テーブル

ユーザマスタ権限値

 項目一覧 

No.PK技術名称名称説明
1OBJCT権限オブジェクト-
2AUTHユーザマスタ:権限名-
3AKTPSバージョン-
4 VALS権限値-

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このトピックで例をあげてロールの設計と実装を説明します。

グループ各会社が同じクライアントIDでSAPシステムを共有しています。

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このトピックでは、NetWeaver ABAPの権限チェックの実装を取り上げて説明します。

権限のチェックは、プログラムレベルのチェックとシステムレベルのチェックと2種類があります。

プログラムレベルのチェック

プログラムレベルでのチェックは、プログラムでAUTHORITY-CHECKを明示的に組み込む必要があります。 AUTHORITY-CHECK によって、ユーザに指定されたプロファイルが検索され、AUTHORITY-CHECKに指定された権限オブジェクトの権限をユーザが持っているかどうかが確認されます。検索された権限のいずれかが必要な値に一致する場合は、チェックは成功です。

システムレベルのチェック

システムレベルのチェックは、個別にプログラミングする必要がなく、システムより自動的に実施される権限チェックです。トランザクションやレポートプログラムが起動する際に、ユーザが該当機能を実行できる権限をもっているかどうかをシステムよりチェックされます。

トランザクション起動時

トランザクションが起動する際に、システムから以下のチェックは順に実施されます。

  1. トランザクションコードは有効か
    テーブルTSTCチェック
  2. トランザクションがシステム管理者によってロックされているか
    テーブルTSTCチェック
  3. S_TCODE権限チェック 
    ユーザが実行できるトランザクションコード一覧に該当トランザクションコードがはいっていないかをチェックされます。
  4. 追加権限チェック
    SE93で該当トランザクションに追加権限が割り当てられた場合、それがチェックされます。
  5. 割当権限チェック
    SU24で該当トランザクションに権限オブジェクトを割り当て且つチェックフラグを設定された場合、それがチェックされます

レポートクラスの開始

レポートに権限クラスを割り当てることによって、追加権限チェックを実行することができます。

RFC汎用モジュールの呼出

RFC汎用モジュールがRFCクライアントプログラムまたは他のシステムによって呼び出されると、呼び出されたシステムの権限オブジェクトS_RFC の権限チェックが実行されます。

権限設計は、業務運用でどこかの場面で何かの権限制御をかけなければならないという要件から始まります。 例として、「販売伝票一覧を出力するレポート処理で、ログオンユーザが権限を持っていない販売エリアの伝票を出力しない」という権限制御を取り上げます。

権限オブジェクトの定義

権限オブジェクトV_VBAK_VKOは、例の権限制御を実現できる標準権限オブジェクトです。

権限クラス権限オブジェクト権限項目
SDV_VBAK_VKOVKORG(販売組織)
VTWEG(流通チャネル)
SPART(製品部門)
ACTVT(アクティビティ)

権限チェックの実装

以下の権限チェック処理で、ユーザが権限を持っていない販売エリアのデータが出力対象にならないように制御しております。

  LOOP AT T_VBAK INTO L_VBAK.
    AUTHORITY-CHECK OBJECT 'V_VBAK_VKO'	
      ID 'VKORG' FIELD L_VBAK-VKORG	
      ID 'VTWEG' FIELD L_VBAK-VTWEG	
      ID 'SPART' FIELD L_VBAK-SPART	
      ID 'ACTVT' FIELD '03'.	
    IF NOT SY-SUBRC IS INITIAL.	
      DELETE T_VBAK.	
    ENDIF. 

ENDLOOP.

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ユーザ

ユーザ毎に設定・保持されるデータは、ユーザマスタレコードと呼ばれます。

ユーザの基本データ

ユーザの基本データには、アドレスデータ、ログオンデータ、デフォルトデータがあります。

  • アドレス 
    姓・名や、職務、文書、連絡方法などの情報が含められます。
  • ログオンデータ 
    パスワードや有効期限などの情報が含められます。
  • デフォルト
    ログオン言語や、書式(数値、日付、時刻)、スプール制御などの情報が含められます。

ユーザパラメータ

ユーザパラメータによって、SAP項目に初期値が指定されます。項目を指定すると、初期値が自動的に表示されます。項目定義によって、そのエントリをユーザ入力値に置き換えることもできます。 例として以下のユーザパラメータを取り上げます。

  • BUK
    会社コード
  • EKO
    購買組織
  • WRK
    プラント

設定可能なパラメータはすべてシステムテーブルTPARAに登録されています。

ユーザとロール

ユーザに単一又は集合ロールを割り当てることができます。ユーザに複数ロールが割り当てられた場合は、結果は論理和になります。

ユーザと権限プロファイル

ユーザにマニュアル権限プロファイルを割り当てることができます。ユーザに複数権限プロファイルが割り当てられた場合は、結果は論理和になります。

ロールはユーザをグループ化する手段を提供します。 ロールは権限を割当する単位とするほか、ユーザメニュー構成を定義する単位にもなります。 ロールは、部署や役職に基づいてを設計することが多い。

ロールの分類

ロールには単一ロールと集合ロールがあります。 単一ロールには、ユーザの権限データとログオンメニューが含まれます。 集合ロールには、任意の数の単一ロールが含まれます。

ロールと権限

単一ロールの権限データから権限プロファイルが自動生成されます。ここの権限プロファイルは生成済権限プロファイルと呼ばれます。

標準機能から以下の権限管理ツールが提供されておいます。

  • SU01 ユーザ管理
    ユーザデータの登録、変更
  • PFCG ロール更新
    ロールの登録、変更
  • SUIM ユーザ情報システム

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このトピックでは、NetWeaver ABAP(ECC)の権限制御のコンセプトや概要を取り上げて説明します。

権限とは

権限とは、システムのユーザに、ある範囲のことを正当に行うことができるものとして与えられている能力、またその能力が及ぶ範囲のことです。

ユーザに付与される権限には、以下の情報が定められます。

  • 対象
    権限でアクセス可能な対象(リソースや処理など)を定義します。
  • 範囲
    対象に対してアクセス可能な範囲を定義します。例えば、対象がファイルなら、読み取りができるかどうか、書き込めるかどうか、アクセスされる範囲を制御できます。
  • 期間
    権限の有効期間を指定します。

権限制御とは

権限制御とは、システムが、各ユーザに対して、事前に付与された権限に従って、処理の実行やアクセスの範囲を制御することです。

権限制御は、通常、OSやデータベース、アプリケーションなど各分野でそれぞれ実施されます。

  • OS
    アプリケーション、サービス、ファイルといったリソースのアクセス権限をユーザ・グループ毎に制御します。
  • データベース
    テーブル、ビューといったデータベースオブジェクト単位で、ユーザ・グループ毎にデータの照会、更新、作成、削除の権限を制御します。
  • アプリケーション
    アプリケーション側で必要に応じてビジネスレベルの権限制御を行います。

データベース側では、テーブルレベルのアクセス制御が仕組みに組み込まれているのは普通ですが、テーブルをさらに行レベルのアクセス制御をかけることは通常サポートされません。

例えば、各支店の売上データが格納されたテーブルがあるとします。各支店の従業員が所属支店のデータしか参照できないというセキュリティ要件はよくあるものですが、データベース側でカーバできないため、アプリケーション側で何らかの対応をしなければなりません。

NetWeaver ABAPは、アプリケーションレベルで独自の権限仕組みを導入ことにより、上記のビジネス要件に統合化したソリューションを提供します。

NetWeaver ABAPの権限制御を利用することにより、以下の機能を実現することができます。

  • ユーザ(グループ)毎に各機能の実行可否を制御
    例えば、経理部の人を購買システムの機能を実行できないように権限制御をかけることができます。
  • ユーザ(グループ)毎にアクセスデータ範囲を制御
    例として取り上げられた支店毎の制御をかけることができます。

NetWeaver ABAPの権限制御は以下の特徴があります。

  • できることの積み上げ
    できることのみを定義でき、できないことの定義はできません。これはシンプルという利点もありますが、膨大になりがち、管理が大変になるというデメリットがあります。
  • 言語レベルでサポート
    権限チェックするためのコマンド(authority-check) がABAP言語に組み込まれています。

Netweaver ABAPの権限コンセプトの構成要素は開発局面と運用局面に分けて整理することができます。

  • 開発局面
    プログラムを実装する際に、機能のセキュリティ要件を元に、実行時にどうな権限チェックをかけないといけないかを設計して、そのロジックをプログラムに組み込んでおく必要があります。 
    このような権限チェックの内容と方法を定義するのは権限オブジェクトという構成要素になります。
    権限オブジェクトはコア要素であり、システムにより一元管理されます。
  • 運用局面
    システムを構築する際に、 運用要件を元に、システムの利用者がどんな人いるか、どういうふうに権限をわけないといけないかを設計しておく必要があります。
    このような権限割当の単位を定義するのは権限プロファイルという構成要素になります。
    権限プロファイルに関連機能の権限オブジェクトの権限値が含められますので、機能にどんな権限オブジェクトがあるかを把握しておかなければなりません。
    ECC標準機能ではすでに数千の権限オブジェクトが組み込まれていますので、権限オブジェクトの把握は相当大変な作業になると想像できます。

権限オブジェクト

権限オブジェクトとは、権限制御でチェックしなければならない項目及びチェック方法を示す要素です。 権限オブジェクトの上位要素としては権限クラス、下位要素としては権限項目があります。

  • 権限クラス
    権限クラスは、権限オブジェクトの論理的な組合せで、たとえばアプリケーション(財務会計、人事管理など) に対応します。
  • 権限項目
    権限項目は、権限オブジェクトに構成する項目です。ABAPディクショナリで保存されたデータエレメントトに接続されています。

権限オブジェクトは、AND で結合された項目を 10 個までグループ゚化します。

権限オブジェクトが事前にプログラムロジックに組み込まれており、実行時に 実行可能なアクション(データの照会や登録、変更など)及び処理可能なデータの範囲を制御します。

権限

権限とは、権限オブジェクトの定義、すなわち、権限オブジェクトの各権限項目の許容値を組合せたものです。 権限により、権限オブジェクト項目値のセットにもとづいて、ECCシステムで特定のアクティビティを実行することができます。 権限を使用することで、権限オブジェクトの項目に対して任意の数の指定値または値範囲を項目に対して指定することができます。また、すべての値を許可したり、空の項目を許容値として許可したりすることもできます。 権限を変更すると、その権限を含む権限プロファイルを持つすべてのユーザが影響を受けます。

権限プロファイル

権限プロファイルとは、権限の集合で、ユーザにまとめて権限を割り当てる単位です。権限プロファイルは下記3種類があります。

  • 生成済権限プロファイル 
    生成済権限プロファイルは、ロールからロールの権限データで自動生成される権限プロファイルです。
  • マニュアル権限プロファイル
    マニュアル権限プロファイルとは、 ロールを使わずに明示的に作成される権限プロファイルです
  • 複合プロファイル
    複合プロファイルには、任意の数の権限プロファイルが含まれます。

各要素の関係

以下の図で権限コンセプトを構成する各要素の関係を示します。

ロールは厳密的に権限コンセプトの構成要素ではないですが、内部的に生成済権限プロファイルを自動生成するため、権限プロファイルとして利用することができます。 さらに、ロールはユーザメニュ構成を定義する単位にもなりますので、実際のシステム運用ではロールを利用してユーザの権限を管理するはほとんどです。

ロールは、ユーザをグルーピングする手段として、部署や役職に基づいて設計することが多い。

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このトピックでは、NetWeaver ABAP Platformの変更管理システム(Change Management System,CMS)の仕組みを取り上げて説明します。 変更管理システムと移送管理システムを合わせて、CTS(Change Transport Systemo)と呼ばれています。

バージョン管理

リポジトリオブジェクトは変更履歴に対してバージョン管理ができます。

バージョンの種類

バージョンは開発データベース(リポジトリ)上のバージョンとバージョンデータベース上の履歴バージョンと2種類と大別されます。

開発データベース上のバージョン

開発データベース上では、MAXで「有効」と「修正」と2バージョンが存在います。

  • 有効バージョン
    有効バージョンは現在のSAP環境に有効になっているバージョンというもので、端末に問わず、プログラムを実行する際に、このバージョンが利用されます。
  • 修正バージョン
    修正バージョンは現在修正中のステータスが格納されます。

有効化すると、修正バージョンのステータスを持って有効バージョンが上書きされると同時に、修正バージョンが削除されます。 有効化した後に、再修正が発生しない限り、開発データベースに有効バージョンのみで、修正バージョンが存在しない状態になります。 修正バージョンでもすべてのユーザに見えます。

バージョンデータベース上のバージョン

バージョンデータベース上のバージョンは以下のようなものがあります。

カテゴリ内容説明
““依頼がリリースされた時点で登録されたバージョン
Iインポート中に登録されたバージョン
Sシステム依頼 ( 修正または仮修正に取り込む前のバックアップコピー用など)により登録されたバージョン
U任意の時点で ( 中間バージョンとして) ユーザ依頼により登録されたバージョン。依頼がリリースされるとこれらのバージョンは削除され、“ “ バージョンと置換されます。

バージョンの登録

バージョンの登録はシステムによる自動登録とユーザによるマニュアル登録の2種類があります。

  • システムによる自動登録
    バージョン管理の目的はリポジトリオブジェクトのすべての変更履歴を記録することです。 そのため以下のようなタイミングで自動的にバージョンが登録されます。
    • リポジトリオブジェクトが変更される前
      変更されたそれぞれのオブジェクトが変更依頼に入力された時点 バージョン管理の最新バージョンが有効でなければ、このオブジェクトのバージョンは、オブジェクトが変更される前にバージョン管理に保存されます。 このようなバックアップバージョンはバージョン概要に「 S 」 または 「 I 」で示されます。
    • 変更依頼のリリース時
      変更されたオブジェクトのある変更依頼をリリースすると、バージョンが登録されます。 依頼番号は関連バージョンのバージョン概要に表示されます。
  • ユーザによるマニュアル登録
    自動的に登録されたバージョン以外にも、任意の時点で仮バージョンを登録することもできます。 それには、リポジトリオブジェクト更新トランザクションの バージョン登録機能を使用します。 また、これらの仮バージョンを使用して、仮バージョンが有効化された後でもオブジェクトの前バージョンを復元することもできます。 依頼がリリースされると、仮バージョンは削除され、その時点で有効なバージョンと置換されます。

バージョンの照会、使用

バージョン管理機能は、オブジェクトナビゲータ ( SE80 )、移送オーガナイザ(SE01)といったトランザクションに組み込まれており、それを利用して下記のようなことができます。

  • バージョンの一覧表示
  • 指定バージョンの内容表示
  • 指定された二つバージョンの比較

ローカルオブジェクトは変更履歴が取られない以外に、リポジトリオブジェクトの変更は全て変更依頼に記録されます。 変更依頼は依頼と略称することができ、必ずしも移送依頼に限ることがありません。

依頼タイプ

依頼は依頼タイプによって下記のように分類することができます。

  • ローカル変更依頼
    ローカル変更依頼のリリースは、移送ファイルが作成されないため、移送は不可能です。
  • 移送可能変更依頼(ワークベンチ依頼)
    リポジトリオブジェクトを変更すると、ワークベンチ依頼を指定するためのクエリウィンドウが表示されます。変更依頼にオブジェクトを割り当てている場合は、変更のみを保存することができます。 
    通常、ワークベンチ依頼とそのタスクは、全クライアントのリポジトリオブジェクトとカスタマイジングへの変更の記録に使用されます。ただし、クライアント依存カスタマイジングを取り込むこともできます。
    リポジトリオブジェクトへの変更を移送するかどうかは、そのオブジェクトのパッケージの現行 SAP システムからの移送ルートが定義されているかどうかによって決まります。このシステム設定から、変更依頼が移送可能か、また変更依頼がどの対象システムに移送されるかが自動的に判断されます。
  • 移送可能変更依頼(カスタマイジング依頼)
    カスタマイジング依頼では、1クライアント(依頼のソースクライアント) で行われたクライアント依存のカスタマイジング設定が記録されます。
    クライアントのカスタマイジング作業での変更の自動記録は、クライアントごとに クライアント制御を使用して有効化または無効化することができます。自動記録が有効な場合は、カスタマイジング設定を変更するとクエリウィンドウが表示され、カスタマイジング依頼を指定するように要求されます。
    カスタマイジング依頼が移送されるかどうかは、ワークベンチ変更依頼と同様に、入力されるオブジェクトには 依存しません。 SAP システム ( 拡張移送制御を使用する場合はクライアント) のカスタマイジング依頼は、システム設定に応じてすべて移送可能またはすべてローカルになります。変更依頼が移送可能かどうか、移送可能な場合はどの対象システムに移動するかは、 標準移送レイヤ によって自動的に判断されます。ただし、この設定はマニュアルで変更できます。

依頼ステータス

修正可能かどうか、リリース済みかどうかによって、依頼ステータスが下記の二つに分けられます。

  • 修正可能(未リリース)
  • リリース済(修正不可)

タスク

タスクは依頼の下位要素であり、ユーザ名で表されます。 タスクタイプは下記の二つがあります。

  • 修正
  • 仮修正

依頼の作成

SE01で移送オーガナイザで新たな移送依頼を登録することができます。 なお、プログラム改修などの場合、既存の依頼を選択や新たな依頼を作成するウィザードが提示される場合もあります。

依頼へのオブジェクトの取り込み

依頼へのオブジェクトの取り込みは以下のようなパターンがあります。

  • 完全自動 
    変更は自動的に依頼に記録されます。 プログラムやテーブル構造などの変更はこのパターンに分類されます。
  • マニュアル
    オブジェクトを変更するトランザクションの一つの機能として動作します。 以下のようなオブジェクトはこのパターンに分類されます。
    • テーブルデータ SE16 データブラウザ画面で「テーブルエントリ→エントリ転送」機能を利用
    • 翻訳 SLXT
    • ロール PPFG
  • 完全マニュアル
    変更対象オブジェクトのオブジェクトディレクトリを指定、全てのオブジェクトはこの方法で依頼に記録することができます。
  • SE01 移送オーガナイザ
    以下の機能が含められています。
    • 依頼の登録、削除、マージ、属性変更、リリース及び一覧照会など
      オブジェクトの編集により、依頼を登録することもできます
    • タスクの登録、削除、属性変更、リリース及び一覧照会など
      オブジェクトの編集により、依頼にタスクを登録することもできます
    • オブジェクトの追加、削除、バージョンの照会など
      オブジェクトの編集により、自動的に追加されることがあります。
  • SE03 移送オーガナイザツール

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このトピックでは、NetWeaver ABAP Platformの移送管理システム(Transport Management System,TMS)の仕組みを取り上げて説明します。

移送管理システムの構成

以下の図で、移送管理システムのモデル構成を示します。

このモデルでは、3階層ランドスケープが一つのドメインと二つの移送グループで構成されます。次にその構成要素をそれぞれ取り上げて詳しく説明します。

移送ドメイン

移送ドメイン(transport domain)は、移送を一元管理するすべてのABAPシステムで構成されます。移送ドメイン内では、すべてのシステムに一意のシステムIDを設定し、これらのシステムから1つのシステムのみが移送ドメインコントローラとして指定されます。 デフォルトの移送ドメイン名は DOMAIN_<SID> (<SID> はドメインコントローラのシステムID) で設定されます。 また、移送ドメインには、1つ以上の移送グループが含まれます。

移送ドメインコントローラ

移送ドメインコントローラ(transport domain controller)は、移送ルートや RFC 接続の設定など、移送ドメイン全体に関する設定を管理します。 通常は、本稼動システムまたは品質保証システムをドメインコントローラとして設定します。ドメインコントローラのシステム負荷は小さく、負荷が増えるのは TMS 設定変更時のわずかな時間だけです。 ドメインコントローラとしての役割をもつ ABAPシステムが稼動していないと、TMS 設定を変更することはできません。

移送グループ

移送グループとは、共通移送ディレクトリを共有する1つ以上のシステムで構成されるものです。

移送ディレクトリ

移送ディレクトリとは、移送データのファイルを保管するために移送グループで使用する共通ディレクトリのことです。 移送グループはこのディレクトリを使用して、すべてのエクスポートとインポートし、すべての移送はこのディレクトリで実行する必要があります。

移送ディレクトリのモデルサブディレクトリ構成は以下にようになります。 共通移送ディレクトリのサブディレクトリ

  • bin
    tpとTMSの設定ファイル
  • buffer
    各システムの移送バッファ
  • data
    エクスポートされたデータ
  • cofiles
    コマンドファイルまたは移送依頼情報ファイル
  • log
    移送ログ、トレースファイル、統計。
  • tmp
    一時データとログファイル
  • actlog
    全タスクと全依頼のアクションログ
  • sapnames
    各SAPユーザの移送依頼に属する情報
  • EPS
    SAPサポートパッケージのダウンロードディレクトリ

移送ルート

移送ルート(Transport Route)は、ランドスケープを構成するSAPシステム(「開発システム」「検証システム」「本稼働システム」)間の移送順序を指定したものです。移送ルートは、コンソリデーションルートまたはデリバリルートのいずれかのタイプです。

標準的な3 システムランドスケープの移送ルートは以下のとおりです。

  • コンソリデーションルート
    コンソリデーションルートは、開発システムと品質保証システムを接続します。。 自動的に作成される移送レイヤの名称は、Z<SID> (<SID> は開発システムのシステム ID)となります。
  • デリバリルートは
    デリバリルートは、品質保証システムと本稼動システムの間に作成されます。

開発システムでは、コンソリデーションルートに対応する (標準) 移送レイヤとリンクしているパッケージのオブジェクトに変更を加えた場合、その変更は変更依頼に記録され、品質保証システムを経て本稼動システムに移送されます。

SAP社が提供するオブジェクト(=標準オブジェクトと呼ぶ)への変更は、変更依頼に「仮修正」属性のタスクとして記録されます。この場合、移送レイヤとして“SAP”を使用することを除いて、他のオブジェクトの場合と同じ方法で移送することができます。

移送レイヤ

移送レイヤは、リポジトリオブジェクトの開発/変更を実施するシステムおよび、該当オブジェクトの移送先システム(品質保証システムや本運用システムなど)を定義します。

リポジトリオブジェクトは特定の「パッケージ」に属し、「パッケージ」に「移送レイヤ」が割り当てられます。

同じABAPシステムで開発され、同じ移送ルートで移送された開発プロジェクトは、すべてまとめられて 1 つの移送レイヤ となります。

各リポジトリオブジェクトのオブジェクトタイプには、以下のようなさまざまな移送属性があります。

クライアント非依存オブジェクト

リポジトリオブジェクトおよびクライアント非依存カスタマイジングオブジェクトがあります。

各リポジトリオブジェクトには、 オブジェクト・ディレクトリ・エントリがあります。移送属性もその中に登録されます。

パッケージ

オブジェクトを登録する時に、パッケージを指定するように要求されます。パッケージは移送レイヤに割り当てられます。 TMSで、現在のシステムからのコンソリデーションルートが移送レイヤに定義されていると、オブジェクトは移送可能な変更依頼のタスクに記録されます。 TMSで、現在のシステムからのコンソリデーションルートが移送レイヤに定義されていない場合、オブジェクトは ローカルな変更依頼に属するタスクに記録されます。

変更依頼が移送可能な場合、依頼の対象はオブジェクトのコンソリデーション対象と同じです。

マスタシステム

オブジェクトのマスタシステムは、そのオブジェクトが登録されたオリジナルシステムであり、開発と修正のためのオブジェクトの編集もこのシステムで行います。

オブジェクトは、1 つのシステムにのみオリジナルが存在します。 SAPから提供されたオブジェクト の場合は、オリジナルのシステムはSAP側に保存されています。カスタマシステムにおけるSAP標準のオブジェクトはすべてコピーとなります。この原則は、開発システム、およびそれに続くすべてのシステムにも適用されます。

独自のアプリケーションを作成する場合には、作成するオブジェクトは、その開発システムに存在するものがオリジナルになります。 開発したものを変更依頼に割り当てる場合には、タイプを開発/修正となります。 この依頼によって、開発システムから次のシステムへオブジェクトが移送されます。

オリジナルに対して変更を加えることを修正といいます。 これらの変更は、タスクのタイプが開発/修正である変更依頼に記録されます。 コピー(オリジナルシステム以外のオブジェクト) に対して変更を加えると、その変更は、 仮修正のタスクに記録されます。 SAP オブジェクトに対する仮修正は、モディフィケーションと呼ば れます。

クライアント依存オブジェクト

カスタマイジングオブジェクトのみです。

クライアント依存のカスタマイジングオブジェクトは、 カスタマイジング依頼に属するタスクに記録されます。 TMSで、現在のシステムからのコンソリデーションルートが現在のシステムまたはクライアントの標準移送レイヤに定義されている場合、オブジェクトは 移送可能なカスタマイジング依頼に属するタスクに記録されます。

TMSで、現在のシステムからのコンソリデーションルートがシステムまたは現在のクライアントの標準移送レイヤに定義されていない場合、オブジェクトは移送対象のないカスタマイジング依頼のタスクに記録されます。

移送単位

NetWeaver ABAP Platformにおける変更はすべて依頼/タスクにより管理されます。変更が移送可能な場合に、依頼は変更の移送(リリース)単位となります。タスクは依頼よりも下位レベルに位置し、依頼のなかではユーザ名で表されます。

移送の流れ

前述の移送管理システムのモデル構成を例として移送の流れを説明します。

  1. 開発機DEVで依頼をリリース
    依頼の各タスクがリリースされたら、依頼自体もリリース可能になります。
    依頼がリリースされたら、移送分が移送ディレクトリにExportされます。
  2. 品証機QTSTに移送をインポート
  3. 移送を移送グループ1の移送ディレクトリから移送グループ2の移送ディレクトリにコピー
  4. 品証機QAS2に移送をインポート
  5. 本番機PRODに移送をインポート
  • STMS 移送管理システム
    移送管理システム機能には以下の機能が含められています。
    • 移送ドメインにおけるSAPシステムの役割の定義
    • 移送ルートの設定
    • 移送ツールプログラム(tp)のパラメータプロファイルの設定
    • 移送ドメイン内のすべてのSAPシステムのインポートキューの表示
    • 品質保証システム(QA)の品質保証/承認手続の定義
    • インポートキューにある移送依頼のインポートのスケジュール
    • 共通移送ディレクトリを使用しない、システム間の移送の実行
  • SE01 移送オーガナイザ(拡張ビュー)
    移送オーガナイザも変更オーガナイザもこの一つのトランザクションに統合されています。
  • SE03 移送オーガナイザツール